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コナン・ドイル著、延原謙訳『緋色の研究』新潮文庫

 あらすじ(ネタバレ)

 

 医師ワトスンはアフガニスタンでの戦争で傷つきロンドンに帰国する。手ごろな住まいを探している時、元助手のスタンフォードと再会する。その紹介で、ちょうどルームシェアの相手を探していた私立探偵シャーロック・ホームズと出会う。

 

 事件発生。午前二時、空き家でドレッバーという名の男の遺体が発見される。刑事グレグスンから助けを依頼されたホームズはワトスンと現場に行き調査する。その後、ドレッバーの秘書スタンガスンもホテルで殺害される。

 

 ホームズは浮浪児のウィギンズに馬車を連れてこさせる。その御者を部屋に上がらせてきたところで手錠をかけ犯人ジェファスン・ホープを逮捕。

 

 場面は変わり、アメリカ。荒野で餓死しかけているジョン・ファリアとその養女ルーシイ・ファリアはモルモン教徒の一団に助けられ、共に暮らすことになる。成長したルーシイはモルモン教徒たちの集落の外でホープと出会い、恋をし結婚の約束をする。しかし、ルーシイはモルモン教徒のドレッバーもしくはスタンガスンのどちらかとの結婚を強制される。ジョンとルーシイはホープの助けで集落を脱出するが途中で捕まり、ジョンは殺され、ルーシイは望まぬ結婚に病み亡くなる。ホープはドレッバーとスタンガスンに復讐すると決意する。

 

 ホープは二人を追い続け、馬車の御者として泥酔のドレッバーを空き家に誘い込み、見た目が同じ二つの薬のうちひとつを選ばせ、もう一方をホープ自身が飲み、ドレッバーを毒殺する。スタンガスンにも同じやり方をしようとするが抵抗され刺殺する。

 

 ホームズの推理。空き家で得た物。馬車の跡から辻馬車。二つの足跡、一方は歩幅から背の高い男、もう一方は靴跡から流行の服装をした男。室内に流行の服装をした男の遺体があり、口から酸っぱい匂いがしたことから毒殺と判断。犯人は背の高い男。現場に残された指輪から動機は女性関係。ホームズはクリーブランドの警察署長に電報してドレッバーの結婚に関する情報を教えてもらい、ホープに狙われていることを知る。